ケア・アシスト・システム - 事例紹介 -
サービス付高齢者住宅で生活されているDさんの場合
Dさんは60代に腰の手術をしてから日常生活の一部に介助を必要とされるようになりました。 また統合失調症も患っておりご親族とも疎遠になっているなかで70代を迎えられサービス付高齢者住宅への 入居を決意され現在にいたられております。
入居後に提供される生活支援サービスや介護全般については満足されていましたが、 複数の担当者が出入りする生活を続けている間に統合失調症による妄想が強く現れるようになってしまい、 特定の担当者を敵視してしまい生活支援や介護のサービス提供が困難になる場面が見受けられるようになっていました。 そのような中でDさんが信頼されている知人の方からの紹介で本システムの使用を決められました。
信頼されている知人の方とのコミュニケーションを時間を気にせずに以前よりも頻繁にできるようなりました。
知人の方がお話しを聞いて差し上げることがメンタルケアとなり、Dさんが落ち着きを取り戻されるきっかけとなるようです
(知人の方はさりげなく通院や服薬もすすめられているそうです)。
統合失調症による妄想は通院と服薬を続けることで寛解し担当者の皆さんも安心してサービス提供を続けられる状態となっています。
本システムを利用したコミュニケーションがDさんの気持を平穏な状態に保つ一助となっているようです。
Dさんは定年までお仕事を続けられ勉強熱心で記憶力、気力ともに衰えを感じさせない方です。 システムについても十分に理解可能なため、本システムをパソコンとしても利用して頂いています(ワイヤレスマウス利用可、キーボード未接続、電源ON/OFFは自動化)。 テレビ電話を使用して使い方の説明をしたり、遠隔操作によりご要望のあった情報(ホームページ等)を画面上に表示する サービスを提供しています(大相撲開催時に取組情報や大相撲協会の映像配信を表示して差し上げているのは特に好評を頂いております)。